私を含めて古くからのピラニアマニアの方、特にブラック好きの方においては、セラサルムス ニガー又は、ニゲルと言う名はグッと来る物があるのではないでしょうか?
最近は、ニガーは、ロンベウスのシノニムとして扱われニガーと言う名前自体使われなくなりましたが、20数年前までは、ニガーが本物のブラックで、ロンベウスは、スポッテッドピラニアまたは、ホワイトピラニアの事を指していたと思います。
当時、学生だった私は、金もないのに食を切り詰めながらニガー探しに明け暮れた事を覚えています。(アクアライフ 1986 4月 P45 ピラニアあれこれ にも書いてますが・・)PD熱帯魚センター、タマ水族館、問屋さんの(株)リオあたりに良く行ってました。その中で、PDにVIP専用のロイヤルルームと言う部屋があり、たまたま見学させてもらった事がありました。そこで、凄まじいモンスターブラックと対面してしまったのです。その部屋には、アロワナやその他大型の特上個体が泳いでいましたがこのブラックを見てしまうととても陰の薄い存在に見えてしまいました。
当然その後は、ニガー探しに拍車がかかりsp物やブラックの幼魚のなかから本物を抜こうと背鰭軟状
を数えたりスポットの大きさ数、尾びれの色形を見たりして躍起になって探したことを覚えています。
最近、ロンベウスに統一されてニガー又はニゲルと言う名を全然使わなくなったのですが、これだけ違った表現型を持つブラックピラニアにおいて本当にロンベウス一本にしてしまうのはどんなものか?
とも思っています。
今日の写真は、そういった意味を含めてアップしてみました。2尾ともネグロ産と言うことで購入した42cmアップの同サイズの個体ですが、こんなにも違うのです。雌雄差?年齢差?考えると色々あるのですがそれだけでしょうか?ここでも、以前であれば rhombeusu? niger?となるのです・・・・。
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